消しゴムで鉛筆の字が消えるのはなぜ?

まずは30秒で、答えをお伝えしますわ。鉛筆の字は、黒鉛(こくえん)という炭のなかまの粉が、紙の表面にうすく、弱い力でくっついたものです。消しゴムでこすると、その弱いくっつきがこすれてはずれ、粉は紙よりも消しゴムのほうにくっつきます。消しゴムの中の細かい粒が、表面を軽くけずる働きもしています。

鉛筆の字は表面にのった黒鉛
鉛筆の芯は、名前に「鉛」とありますが、鉛ではなく黒鉛という炭のなかまでできています。鉛筆で書くと、紙の表面に黒鉛のうすい層が残ります。この黒鉛は、紙の中までしみこまず、表面に引きつけ合う力でくっついているだけです。その力はかなり弱いと説明されています。
黒鉛は消しゴムのほうへ移る
消しゴムでこすると、こすれる力で、黒鉛と紙のあいだの弱いくっつきがはずれます。はがれた黒鉛の粒は、紙よりも消しゴムのほうに引きつけられやすく、消しゴムの側にくっついて紙から離れていきます。これが、字が消えて見えるしくみです。

表面を軽くけずる働きも
もう一つの働きが、表面を軽くけずることです。ゴムの消しゴムには、紙やすりと同じ成分を、ずっと細かくした粉がまぜてあり、黒鉛をこすり落とす手助けをします。ただ、強すぎると紙を傷めるので、紙をけずりすぎない、ほどよい強さに作られています。それでも、こすると紙の表面もわずかにけずれます。
インクが消えにくい理由
ペンのインクが消しゴムで消えにくいのは、インクが紙の中までしみこむからです。表面をこするだけでは届かず、深くけずれば紙が傷んでしまいます。表面にのっているだけの黒鉛だからこそ、消しゴムで消せるのです。
もっと知りたい
- 鉛筆の字を消すのにゴムが使えると見つけたのは、酸素を発見したことでも知られるイギリスの化学者プリーストリーです。イギリスでは今も消しゴムを「ラバー(ゴム)」と呼びます。
- ゴムが使われる前は、かたくなったパンを丸めたものや、ろうが字消しに使われていました。
- 20世紀にはプラスチックの消しゴムが登場しました。プラスチックの消しゴムは、ゴムのものより紙にやさしい傾向があるとされています。

3択クイズで確かめよう
消しゴムで鉛筆の字が消えるのはなぜ?
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- 黒鉛が消しゴムにくっつくから
- ゴムが黒鉛を溶かすから
- 紙の上を白くぬるから
黒鉛が消しゴムにくっつくから 鉛筆の字は、黒鉛の粉が紙の表面に弱くくっついたもの。こするとはずれた粉が、紙より消しゴムのほうにくっつきます。
鉛筆の字は、黒鉛の粉が紙の表面に弱くくっついたもの。こするとはずれた粉が、紙より消しゴムのほうにくっつきます。
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- How do erasers work?McGill University Office for Science and Society(英語)
- How do erasers actually work? It's surprisingly complicatedPopular Science(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



