救急車の音は通り過ぎると変わるの?

実は、サイレンが出している音そのものは、ずっと同じ高さなのですわ。サイレンが出している音そのものは変わっていません。救急車が近づくときは、音の波の間隔がつまって届くので高く聞こえ、通り過ぎて遠ざかるときは、間隔が広がって届くので低く聞こえます。これをドップラー効果といいます。本当の音の高さは、その間くらいです。

音の高さは波の数で決まる
音は、空気のふるえが波になって伝わるものです。波の山が1秒間に何回届くかを振動数といい、振動数が多いほど高い音に、少ないほど低い音に聞こえます。止まっているサイレンなら、音の波は同じ間隔で広がり、出したときと同じ高さで聞こえます。
走ると波の間隔が変わる
救急車が走っていると、ようすが変わります。波の山を一つ出してから次の山を出すまでのあいだに、救急車は前へ進みます。そのため、前の方では波の間隔がつまり、うしろの方では間隔が広がります。

近づくと高く、遠ざかると低く
近づいてくる救急車の前にいると、つまった波が次々に届くので、1秒間に届く山の数がふえ、高い音に聞こえます。通り過ぎた後はうしろ側になるので、広がった波がゆっくり届き、低い音に聞こえます。サイレンが出す音の高さは、ずっと同じです。これをドップラー効果といい、音を出すものと聞く人が近づいたり離れたりすると起こります。
音の大きさの変化とは別
音の高さと音の大きさは別のものです。音は広がりながら進むので、出しているところから離れるほど弱くなります。救急車が近づくと音が大きく、遠ざかると小さくなるのは、この距離のちがいによるものです。通り過ぎたとたんに音がぐっと低くなるのが、ドップラー効果の分かりやすい目印です。
もっと知りたい
- ドップラー効果は、1842年にオーストリアの数学者・物理学者クリスチャン・ドップラーが最初に唱えました。
- 光でも同じことが起こります。遠ざかる星や銀河の光は赤っぽい側へ、近づく星の光は青っぽい側へずれて見えます。
- 天気の観測に使われるドップラーレーダーは、はね返ってきた電波の変化から、雲の動きを調べています。

3択クイズで確かめよう
救急車が通り過ぎると音が低く聞こえるのはなぜ?
答えを見る
- 届く音の波の間隔が広がる
- サイレンが音を低くする
- 音が弱くなるから
届く音の波の間隔が広がる 遠ざかると音の波の間隔が広がって届くので低く聞こえます。サイレンが出す音の高さはずっと同じで、これをドップラー効果といいます。
遠ざかると音の波の間隔が広がって届くので低く聞こえます。サイレンが出す音の高さはずっと同じで、これをドップラー効果といいます。
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- The Doppler EffectThe Physics Classroom(英語)
- Explainer: the Doppler effectThe Conversation(英語)
- Intensity and the Decibel ScaleThe Physics Classroom(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



