コアラはなぜあんなに長く眠るの?

まずは30秒で、答えをお伝えしますね。コアラが長く眠るのは、主食のユーカリの葉から得られるエネルギーが少ないからです。葉は繊維が多く、毒になる成分も含むため、消化に時間がかかります。そこで1日18〜22時間ほど眠ったり休んだりして、使うエネルギーを節約していると考えられています。

1日の大半を木の上で休む
コアラは1日に18〜22時間ほど、木の枝の分かれ目に座って眠ったり休んだりしています。サンディエゴ動物園も、エネルギーを節約するためにこれだけ長く休むと説明しています。活動するのは主に夜で、起きている時間の多くは葉を食べることに使われます。
帯の長さはおおよその目安です。
ユーカリは栄養が少ない葉
主食のユーカリの葉は、繊維(植物のかたい筋)が多く、栄養の少ない食べ物です。さらに、ほとんどの動物にとって毒になる成分も含まれています。コアラは盲腸(大腸の一部)が長く、おなかの中の細菌の助けを借りて、この葉を時間をかけて消化しています。

動かないことでエネルギーを節約
オーストラリアで行われた研究の論文では、ユーカリの栄養の低さと、毒を処理する手間が重なって、コアラが使えるエネルギーは限られると説明されています。そのため、あまり動かずに長く休むことで、エネルギーを節約し、消化も助けていると考えられています。
野生ではもう少し動いている
ただし、ずっと眠っているわけではありません。首輪に付けた加速度計(動きを記録する小さな機械)で野生のコアラを調べた研究では、活動時間は1日平均5〜6時間ほどで、個体によって4.5〜7時間の差がありました。休む時間は季節や個体によっても変わります。
もっと知りたい
- コアラの手には親指のように向き合う指が2本あり、するどい爪とあわせて枝をしっかりつかめます。
- ユーカリの仲間は600種類以上ありますが、コアラが好んで食べるのはそのうち30数種類ほどです。
- 赤ちゃんは袋の中で約6か月育ち、その後、母親の柔らかいふんを食べてユーカリを消化する細菌を受け継ぐと考えられています。

3択クイズで確かめよう
コアラが長く眠る主な理由は?
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- ユーカリの毒で眠くなる
- えさのエネルギーが少ない
- 木から落ちないため
えさのエネルギーが少ない ユーカリの葉から得られるエネルギーは少なく、消化にも時間がかかります。長く休んで、エネルギーを節約していると考えられています。
ユーカリの葉から得られるエネルギーは少なく、消化にも時間がかかります。長く休んで、エネルギーを節約していると考えられています。
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- KoalaSan Diego Zoo Wildlife Alliance(英語)
- Activity Patterns of Free-Ranging Koalas (Phascolarctos cinereus) Revealed by AccelerometryPLOS ONE(英語)
- KoalaAustralian Museum(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



