竹は木なの?それとも草なの?

まずは30秒で、答えをお伝えしますね。竹は、イネや麦と同じイネ科の植物です。幹を太らせる形成層がなく、樹木のように毎年太くならない点は草に近い性質です。一方で、茎は木のように硬くなり、太いものは20年ほど生きます。草とも木とも言い切れない、独特の植物です。

竹はイネ科の仲間
竹は、イネや麦と同じイネ科の植物で、その中のタケ亜科というグループに入ります。日本に生えるタケ亜科の植物(タケ類とササ類)は、約130種類といわれます。竹に節があるのも、イネ科の植物の茎に節があるからです。イネ科の中で、竹は茎が木のように硬くなるのが特徴です。
毎年太くならないのは草に近い
樹木の幹には、形成層(けいせいそう)という、細胞をふやして幹を太らせる部分があり、毎年少しずつ太くなります。竹には形成層がないため、樹木のように毎年太くなることはありません。タケノコの根元の太さも、地面から出たあとはほとんど太くならないことが研究で確かめられています。
節ごとに伸びるから速い
一般の樹木では、細胞が分裂して伸びる「成長点」は根や茎の先にしかありません。竹はすべての節に成長点があるので、全体として一気に伸びます。1日(24時間)にマダケで121cm、モウソウチクで119cm伸びたという記録があり、わずか数か月で立派な竹になります。
記録の数字は林野庁「竹の性質」による。

草とも木とも言い切れない
一方で、竹は木の幹に当たる硬い「稈(かん)」を持ち、太いものは20年ほど生きます。地下茎(ちかけい)は横へ伸び、1年に5m伸びた記録もあります。竹には草のような特徴も樹木のような特徴もあり、農林水産省は「草とも木とも違う生態」と紹介しています。見た目の太さや硬さだけでは、どちらかに決められません。
もっと知りたい
- タケとササは大きさではなく、成長につれて稈から皮が自然に落ちるのがタケ、皮が張りついたまま残るのがササといわれています。
- マダケとハチクの開花は120年周期といわれ、マダケは1950年から1960年頃に全国的に開花しました。
- 七夕飾りは「ササ」と呼ばれますが、実際には竹の稈の先の細い部分を使っていることがほとんどだそうです。

3択クイズで確かめよう
竹はどの仲間の植物?
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- マツ科
- イネ科
- ヤシ科
イネ科 竹はイネや麦と同じイネ科の植物です。形成層がなく毎年太くならない点は、草に近い性質です。
竹はイネや麦と同じイネ科の植物です。形成層がなく毎年太くならない点は、草に近い性質です。
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- 竹の性質林野庁
- 身近で不思議なタケの生態に迫る!(aff 2021年3月号)農林水産省
- Forest Canopy Structures and Mother Bamboo Rhizome Internodes Impact the Appearance Quality of Bamboo Shoots (Forests, 2023)MDPI Forests(Southwest University ほか)(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



