霧はなぜ白く見えるの?

理由は、雲が白いのと同じなのですわ。霧が白く見えるのは、空気中にただよう小さな水滴が、太陽の光を色に関係なく同じように散らすからです。赤も緑も青も同じくらい散らされて目に届くので、まざって白く見えます。霧は「地面の高さにできた雲」なので、雲が白いのと同じ理由です。

霧の正体は小さな水滴
霧は、空気中の水蒸気(目に見えない気体の水)が冷やされて、小さな水滴になって浮かんだものです。英国気象庁は、霧を「地面の高さにできた雲」と説明しています。英国王立気象学会によると、霧の水滴の直径は平均0.01〜0.1mmほどで、一粒ずつは目に見えないほど小さなものです。
水滴はどの色の光も同じように散らす
太陽の光には、赤・緑・青など、いろいろな色の光がまざっています。空気の分子のようにとても小さな粒は青い光を強く散らすので、晴れた空は青く見えます。一方、霧や雲の水滴は光の波の長さと同じくらいの大きさで、どの色の光もほぼ同じように散らします。気象庁も、霧やもやが白く見えるのは、小さな水滴が太陽の光を波長(光の色のちがい)によらずに散らすためだと説明しています。

すべての色がまざると白になる
すべての色の光が同じ割合で目に届くと、私たちはそれを白と感じます。霧の中では、数えきれないほどの水滴が光をあちこちに散らすので、霧そのものが白く明るく見え、向こう側の景色はかすんで見えにくくなります。
白以外に見えることもある
ただし、いつも真っ白に見えるとは限りません。アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、雲は厚くなって光が通りにくくなると灰色に見え、朝日や夕日が当たると、届いた光の色に染まって見えます。同じ水滴でできた霧も、光の当たり方によって色合いが変わると考えられます。
もっと知りたい
- 国際的な取り決めでは、見通せる距離が1km未満のものを「霧」、それより遠くまで見えるものを「もや」と呼び分けています。
- 霧の水滴は、空気中のちりや海の塩の粒などを芯にしてできます。そうした粒が多い工業地帯や海の上ほど、濃い霧になりやすいとされます。
- 英国気象庁によると、見通せる距離が100mを下回る濃い霧になると、交通に大きな影響が出ることがあります。

3択クイズで確かめよう
霧が白く見えるのはなぜ?
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- 水滴がどの色も同じく散らすから
- 水滴が青い光だけ散らすから
- 空気中のほこりが白いから
水滴がどの色も同じく散らすから 霧の小さな水滴は、赤も緑も青も同じくらい散らします。すべての色がまざって目に届くので、白く見えます。
霧の小さな水滴は、赤も緑も青も同じくらい散らします。すべての色がまざって目に届くので、白く見えます。
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- 雲・大気現象・大気光象について気象庁
- The Color of CloudsNational Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA)(英語)
- What is fog?Met Office(英語)
- I tried to catch the fog... but I "mist"!Royal Meteorological Society(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



