星はなぜキラキラ瞬いて見えるの?

コハク
コハク夜空の星がキラキラまたたくのは、星が点滅しているからでしょうか?
30秒でわかる答え
コハク答えは、地球の空気にありますのよ。

星が瞬いて見えるのは、星の光が地球の大気を通るとき、温度や密度のちがう空気の流れによって少しずつ曲げられるからです。光が目に届いたり、わずかにそれたりをくり返すので、明るさがちらちら変わって見えます。星そのものが点滅しているわけではありません。

草原の上に広がる星空
晴れた夜、草原の上空に星が点のように光っています。写真:HRoued / CC BY-SA 4.0 / ウィキメディア・コモンズ

空気のゆらぎが光を曲げる

地球の大気の中では、温度や密度(空気の詰まり具合)のちがう空気がたえず動いています。星の光はこの中を通るたびに、ほんの少しずつ進む向きを曲げられます。NASAの子ども向け解説によると、その結果、光の一部はまっすぐ目に届き、一部はわずかにそれてしまいます。これが、星がちらちら瞬いて見える理由です。

図:星の光が大気で曲げられるしくみ
星温度や密度のちがう空気がたえず動く目に届く光それた光明るさがちらちら変わる大気のない月では瞬かない

星は光の「点」だから揺れやすい

星はとても遠くにあるため、空ではほとんど大きさのない光の点に見えます。ウィスコンシン大学マディソン校の天文学者は、星の光は細い光のすじとして目に届くので、そのすじが揺れると星が瞬いて見えると説明しています。ブリタニカ百科事典によると、この現象は専門的には「シンチレーション」と呼ばれます。

コハク
コハク遠くて小さな「点」だからこそ、揺れて見えやすいのですね。

惑星はあまり瞬かない

惑星は星よりずっと地球に近いので、望遠鏡で見ると小さな円盤の形に見えます。円盤のあちこちから来る光は、それぞれ少しずつちがう道すじで大気を通るため、揺れが平均されます。そのため惑星は、ふつう星ほど瞬きません。

地平線の近くほどよく瞬く

地平線に近い星は、真上の星よりも多くの空気を通ってくるので、より強く瞬いて見えます。夜空を見上げたときは、高いところの星と低いところの星を見比べてみると、ちがいが分かるかもしれません。

もっと知りたい

  • 大気のない月から見ると、星はまったく瞬きません。
  • ハッブル宇宙望遠鏡は地上から約483kmの高さを回っています。空気のゆらぎの影響を受けないので、地上の望遠鏡よりくっきりした画像を撮ることができます。
  • 晴れた暗い夜に肉眼で見える星は、およそ6000個ほどといわれています。
コハク
コハク星のまたたきは、地球の大気のゆらぎが光を少しずつ曲げるから。星そのものは点滅していませんわ。

3択クイズで確かめよう

星がキラキラ瞬いて見えるのはなぜ?

答えを見る
  1. 大気が光を曲げるから
  2. 星が点滅しているから
  3. 星が回っているから

大気が光を曲げるから 星の光は、温度や密度のちがう空気の流れで少しずつ曲げられ、目に届いたりそれたりするので、明るさがちらちら変わって見えます。

参考資料

  1. Why do stars twinkle?NASA StarChild (NASA Goddard Space Flight Center)(英語)
  2. Why Do Stars Twinkle?Encyclopaedia Britannica(英語)
  3. Curiosities: Why do stars appear to twinkle in the night sky?University of Wisconsin–Madison(英語)
  4. Why Have a Telescope in Space?NASA Science(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。