海辺では昼と夜で風向きが変わるの?

まずは30秒で、答えをお伝えしますね。はい、条件がそろえば変わります。陸は海より早く温まり、早く冷えるため、晴れた日の昼は海から陸へ「海風」、夜は陸から海へ「陸風」が吹きます。ただし、広い範囲で強い風が吹く日や曇りの日にははっきりせず、毎日必ず入れかわるわけではありません。

昼は海から陸へ吹く「海風」
晴れた日の昼、陸は海よりずっと早く温まります。地面の熱は表面の浅いところにとどまるからです。一方、海は日光が深くまで届き、波や流れで水がかき混ぜられるので、熱が広く散らばり、水面の温度はあまり上がりません。温まった陸の上の空気は軽くなって上へのぼり、そこへ海の上のひんやりした空気が流れこみます。これが海風です。
夜は陸から海へ吹く「陸風」
日がしずむと、今度は陸が海より早く冷えます。夜に陸の気温が海面より低くなると、陸の上の冷たく重い空気が海のほうへ流れ出します。これが陸風です。陸風は海風より弱いのがふつうです。冷えた地面の上では空気が上下に動きにくく、建物や木、地形も陸から海への流れをじゃまするためです。

入れかわる時の「なぎ」
風向きが入れかわる朝や夕方には、海風も陸風も弱まり、海辺でほとんど風が吹かなくなることがあります。これを朝なぎ・夕なぎといいます。気象庁では、日中は海から陸に、夜間は陸から海に吹く風をまとめて「海陸風」と呼んでいます。
毎日必ず入れかわるわけではない
ただし、このしくみがはっきり現れるのは、雲が少なく、広い範囲で吹く風が弱い日です。気象庁も、気圧の傾きが小さいときに海陸風がより明瞭になるとしています。強い風が吹く日や曇りの日には、海風・陸風は分かりにくくなります。同じしくみは、大きな湖のほとりでも起こります。
もっと知りたい
- 海風が入ってくる境目が通りすぎると、気温がときに8〜11℃ほど下がることがあります。
- 上空1,000〜1,500mあたりでは、地上とは逆に陸から海へもどる流れがあり、空気は輪のようにめぐっています。
- 陸風は、海の水温がまだ高く、夜の陸が海より冷たくなりやすい秋から冬にかけて、多く見られます。

3択クイズで確かめよう
晴れた日の昼、海辺の風はどう吹く?
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- 陸から海へ吹く
- 海から陸へ吹く
- ほとんど吹かない
海から陸へ吹く 陸は海より早く温まり、陸の上の空気がのぼると、そこへ海の上のひんやりした空気が流れこみます。これが海風です。
陸は海より早く温まり、陸の上の空気がのぼると、そこへ海の上のひんやりした空気が流れこみます。これが海風です。
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- 風に関する用語気象庁
- The Sea BreezeNOAA JetStream(英語)
- Land and sea breezesMeteoSwiss(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



