流れ星は本当に星が落ちているの?

流れ星の正体を、まずは30秒でお伝えしますわ。流れ星は、星が落ちているのではありません。宇宙をただよう小さなちりが、ものすごい速さで地球の大気に飛びこみ、空の高いところで光る現象です。光るのはおよそ高さ120kmから80kmのあたりで、ほとんどのちりは地上に届く前に蒸発してしまいます。

流れ星のもとは小さなかけら
夜空で光っている星と、流れ星はまったく別のものです。流れ星のもとは、宇宙にある岩や氷の小さなかけらです。大きさは砂つぶほどのものから大きな岩ほどのものまであり、宇宙にあるあいだは「流星物質(流星体)」と呼ばれます。
速すぎて空の高いところで光る
流星物質が地球の大気に飛びこむ速さは、秒速数十kmから70kmほどにもなります。あまりの速さに、前にある空気が強く押し縮められて高温になり、ちりは蒸発します。このとき、蒸発したちりと、まわりの空気の成分が光ります。これが流れ星(流星)です。光るのは、ふつう高さ約120kmから80kmのあたりです。

場所によって変わる呼び名
同じものでも、いる場所によって呼び名が変わります。宇宙にあるうちは流星物質、大気の中で光ると流星、燃えつきずに地面まで届いたものは隕石(いんせき)です。とても明るい流れ星は火球と呼ばれ、火球のあとに隕石が落ちてくることもあります。
毎日たくさん降りそそいでいる
アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、地球には毎日およそ44トンもの宇宙のちりなどが降りそそいでいると考えられていて、そのほとんどは大気の中で蒸発します。ふつうの夜でも1時間に数個の流れ星が見られ、地球がすい星の残したちりの通り道を横切るときには、数がぐっと増える流星群になります。
もっと知りたい
- 流れ星の色は、ちりに含まれるナトリウムや鉄、マグネシウムなどと、空気中の窒素や酸素が出す光の組み合わせで決まります。
- 流れ星が通ったあとに、ぼんやり光る「流星痕」が残ることがあり、数秒から10分以上続くこともあります。
- 毎年8月に見られるペルセウス座流星群の流れ星は、約135年ごとに太陽に近づくスイフト・タットル彗星のちりです。

3択クイズで確かめよう
流れ星の正体はどれ?
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- 夜空の星が落ちたもの
- 宇宙のちりが大気で光るもの
- 雷の光が残ったもの
宇宙のちりが大気で光るもの 宇宙の小さなちりがものすごい速さで大気に飛びこみ、空の高いところで光ります。ほとんどは地上に届く前に蒸発します。
宇宙の小さなちりがものすごい速さで大気に飛びこみ、空の高いところで光ります。ほとんどは地上に届く前に蒸発します。
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- Meteors and MeteoritesNASA Science(英語)
- 流星天文学辞典(日本天文学会)
- I Didn't Know That!: Shooting StarsU.S. National Park Service(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



