カタツムリの殻は体といっしょに大きくなるの?

殻全体がふくらむのではないのですわ。30秒でお伝えしますね。カタツムリの殻は、体の成長に合わせて大きくなります。ただし殻全体がふくらむのではなく、殻の入り口(殻口)のまわりにある外套膜(がいとうまく)が、入り口の縁に新しい殻を少しずつ付け足していきます。いちばん古い部分は、てっぺんの小さな巻きです。
殻は入り口から大きくなる
カタツムリの殻は、カタツムリが大きくなるにつれて、いっしょに大きくなります。ただし、殻全体が風船のようにふくらむわけではありません。殻の入り口(殻口)の縁に、新しい殻を少しずつ付け足すことで大きくなっていきます。

殻を作るのは外套膜
殻を作っているのは、外套膜(がいとうまく)と呼ばれる、膜のような体の部分です。外套膜は殻の入り口のまわりにあり、そこから殻の材料を出しています。殻のおもな成分は炭酸カルシウムです。カタツムリは足の裏から酸性の液を出して土の中のカルシウムを溶かし、取り入れています。カルシウムが足りないと、成長がさまたげられることがあります。
てっぺんがいちばん古い
殻のてっぺんにある小さな巻きは、卵の中にいるあいだにできた部分です。そこから入り口に向かって、巻きがだんだん太くなっていきます。殻の表面に見える細いすじ(成長線)は、殻が育つときにできたものです。研究者は、殻を「入り口が育ってきた記録が、そのまま固まったもの」とたとえています。

カメの甲羅とのちがい
同じように体についている殻でも、骨でできたカメの甲羅とは育ち方がちがいます。カタツムリの殻は、外套膜が体の外側に作り出したものです。古い部分は作られたときのまま残り、新しい部分が入り口側に足されていきます。また、大人になると殻の入り口の形が変わり、丸みをおびてくる種類もいます。
もっと知りたい
- カタツムリは、長いあいだ活動を休むとき、殻の入り口に粘液が乾いた膜を張って、体が乾くのを防ぎます。
- 殻の入り口に、歯のような出っぱりを持つカタツムリもいます。殻の位置を保つ、敵を防ぐなどの役割があると考えられています。
- 陸にすむカタツムリの殻は右巻きのものが多いですが、ときどき左巻きのものもいます。

3択クイズで確かめよう
カタツムリの殻はどうやって大きくなる?
答えを見る
- 殻全体がふくらむ
- 古い殻を脱ぎかえる
- 入り口に殻を付け足す
入り口に殻を付け足す 殻の入り口のまわりにある外套膜が、入り口の縁に新しい殻を少しずつ付け足します。いちばん古い部分は、てっぺんの小さな巻きです。
殻の入り口のまわりにある外套膜が、入り口の縁に新しい殻を少しずつ付け足します。いちばん古い部分は、てっぺんの小さな巻きです。
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- Terrestrial Snails (Phylum Mollusca, Class Gastropoda) Affecting Plants in FloridaUniversity of Florida IFAS Extension(英語)
- Mollusks: TerminologyCarnegie Museum of Natural History(英語)
- On growth and form of irregular coiled-shell of a terrestrial snail: Plectostoma concinnum (PeerJ, 2014)PubMed Central(査読論文)(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



