卵の白身は加熱するとなぜ白くなるの?

変わっているのは、白身の中のたんぱく質ですの。生の白身が透明なのは、水の中にたんぱく質が小さく丸まって浮かんでいて、光が通りぬけるからです。加熱するとたんぱく質がほどけてからみ合い、水を閉じこめたあみ目を作ります。このあみ目が光をさえぎるので白く見え、同時に液体から固体へと固まります。白身は約60℃でにごり始め、約65℃で白く不透明になります。

生の白身は水とたんぱく質
ノースカロライナ州立大学の解説によると、卵の白身のほとんどは水で、そこに何十種類ものたんぱく質がふくまれています。生のときのたんぱく質は、糸が小さく丸まった玉のような形で水の中に浮かんでいるので、光が通りぬけ、白身は透明に見えます。
熱でほどけてからみ合う
アメリカの科学館エクスプロラトリアムの解説では、加熱するとたんぱく質が激しく動き回り、丸まった形を保っていた弱い結びつきが切れると説明しています。ほどけたたんぱく質どうしは新しく結びつき、まわりの水を抱えこんだあみ目をつくります。

約65℃で白く固まる
ノースカロライナ州立大学の食品安全の研究者によると、白身は約60℃でにごり始め、約65℃で不透明になって光を通さなくなります。同じ変化によって、白身は液体から固体になります。黄身が固まるのは約70℃からで、白身より高い温度が必要です。
温度は本文と同じ、ノースカロライナ州立大学の解説によります。
加熱しすぎるとかたくなる
高い温度で長く加熱しすぎると、たんぱく質どうしの結びつきができすぎて、白身はゴムのようにかたくなります。ゆで時間や火加減によって白身や黄身のかたさが変わるのは、たんぱく質のあみ目のでき方が変わるためです。
もっと知りたい
- 卵白を泡立ててメレンゲを作るときも、空気にふれたたんぱく質がほどけてつながり合うことで、泡が保たれます。
- 卵黄には、油と水をまぜ合わせる働きを持つ成分がふくまれていて、マヨネーズ作りに欠かせません。

3択クイズで確かめよう
卵の白身が加熱で白くなるのはなぜ?
答えを見る
- 表面が焦げるから
- たんぱく質のあみ目ができるから
- 空気の泡がまざるから
たんぱく質のあみ目ができるから 加熱でほどけたたんぱく質がからみ合い、水を閉じこめたあみ目を作ります。このあみ目が光をさえぎるので白く見えます。
加熱でほどけたたんぱく質がからみ合い、水を閉じこめたあみ目を作ります。このあみ目が光をさえぎるので白く見えます。
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- Why Do Egg Whites Turn White When You Cook Them?NC State University News(英語)
- Science of EggsExploratorium(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



