海はなぜ青く見えるの?

コハク
コハクどこまでも青い海。あれは、空の色を映しているだけなのでしょうか?
30秒でわかる答え
コハク実は、水そのものに理由がありますのよ。

海が青く見えるのは、水が太陽の光のうち赤っぽい色を吸収しやすく、青い色が残るからです。残った青い光が水の中ではね返されて目に届きます。表面では空の色も映りますが、海にもぐっても青いことから、水そのものが青い色をつくっていると分かります。

がけの上から見下ろした、深い青色のイオニア海とボートの白い航跡
がけの上から見下ろしたイオニア海。深くて澄んだ海は、濃い青に見えます。写真:Nathannn20 / CC BY-SA 4.0 / ウィキメディア・コモンズ

水が赤い光を吸収する

太陽の光には、赤から紫までいろいろな色がまざっています。アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、海の水は光のうち赤っぽい色を吸収しやすく、フィルターのように青っぽい色を残します。そのため、海は青く見えるのです。

空を映しているだけではない

「海は空の色を映しているから青い」と言われることもあります。ウッズホール海洋研究所は、海の表面では確かに空の色も映ると説明しています。晴れの日は深い青に、くもりの日は灰色に見えるのはそのためです。けれども、海にもぐっても青い色は消えません。水の中の青は、水そのものがつくり出している色なのです。

コハク
コハクもぐっても青いのは、水が青い色をつくっているからなのですね。

深くなるほど色が消えていく

光が水の中を進むと、波長の長い赤やオレンジから先に吸収され、数メートルもぐるとほとんど消えてしまいます。次に黄色や緑が消え、波長の短い青や紫がいちばん深くまで届きます。残った青い光が水の中の小さな粒にはね返されるので、水が青く見えます。

図:色ごとの届く深さ
光が届く深さのちがい水面赤オレンジ黄緑青赤やオレンジは数メートルでほとんど消える青がいちばん深くまで届く

棒の長さは順番を表すための目安です。

緑や茶色に見える海もある

海の色はいつも同じではありません。NASAの解説によると、植物プランクトンが多い海は、葉緑素が赤と青の光を吸収して緑の光を返すため、緑っぽく見えます。川から土が流れこむ所は茶色っぽく、浅くて白い砂やサンゴがある所は、明るいエメラルドのような青に見えます。

図:海の色が変わるとき
深くて澄んだ海→ 濃い青植物プランクトンが多い海→ 緑っぽい浅く白い砂がある海→ 明るい青土が流れこむ所→ 茶色っぽい

もっと知りたい

  • NOAAによると、深さ200メートルより下にはほとんど光が届かず、1000メートルより下には光がまったく届きません。
  • 深い海には赤や黒の体の生き物が多く、青い光しか届かない深さでは、赤い体はかえって見えにくくなります。
  • 人工衛星で海の色を調べると、植物プランクトンの量など海の様子が分かり、研究に役立てられています。
コハク
コハク水が赤っぽい光を吸収して、青い光が残る。それが、海が青く見えるいちばんの理由ですわ。

3択クイズで確かめよう

海が青く見えるおもな理由は?

答えを見る
  1. 水が赤っぽい光を吸収するから
  2. 空の色を映しているから
  3. 海水の塩が青いから

水が赤っぽい光を吸収するから 水は太陽の光のうち赤っぽい色を吸収しやすく、青い光が残ります。もぐっても青いので、水そのものが青をつくっています。

参考資料

  1. Why is the ocean blue?NOAA National Ocean Service(英語)
  2. Why is the ocean blue?Woods Hole Oceanographic Institution(英語)
  3. What Color is the Ocean?NASA(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。